かわいい文具がずらり 小児病棟にNPO法人が1日限り開店

 お菓子のパッケージに入ったメモ帳や板チョコの形をした消しゴムなどが並ぶ、かわいい文具店が3月18日、広島大学病院小児病棟にお目見えしました。東京のNPO法人ピアスマイルが開いた「きらめき文具店」です。子どもたちは100種類以上の品物に目移りしながら、気に入った文具を手に取っていました。

 子どもたちはそれぞれ600ピアの仮想通貨をもらってお買い物。本物と見間違えそうなキャンディーの形をしたマーカーや、電球にしか見えない鉛筆削りなどユニークなグッズがずらり。「いろいろありすぎて迷う」「ほしいけどピアが足りない」などとつぶやく子どもたちに、ピアスマイルの大浦真理子代表理事や菊岡直副理事が「それかわいいよね」「これはどうかな」と優しく声をかけていました。

 ピアスマイルは3年前に発足し、昨年1月から首都圏の病院で「きらめき文具店」の活動を始めました。大浦代表理事の長男が病院で闘病し、どうしても受け身になりがちな治療に対し、子どもたちが積極的に「ワクワク、ドキドキ」できる楽しい時間を過ごしてほしい、との思いからです。これまでに、島根、鳥取、沖縄の病院でも開き、患者家族のサポートなどもしています。

 活動は個人や法人の寄付でまかなっており、支援を呼び掛けています。
問い合わせはpeer.smile.ps@gmail.com


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