10月26日に当院で発生いたしました停電につきまして、患者の皆さまはじめ関係者各位にご迷惑とご心配をおかけ致しましたことを、心よりおわび申し上げます。これまでの調査で明らかになった原因と再発防止策についてご報告いたします。
このたびの停電は、広島大学霞地区で10月16日に電気設備の定期点検を行った際のコンピューターへの指示ミスから、受変電設備の主遮断器が遮断されたために発生しました。
病院には、停電と同時に自家発電設備が自動運転し、非常電源に切り替える装置を設置しています。今回、入院棟系統で自家発電設備は自動運転を始めましたが、送電するための遮断器が自動動作しない不具合が発生し、入院棟への送電ができませんでした。
中央監視室では、自動制御から手動操作に切り替え、自家発電設備を切り離し、安全を確認しながら順次遮断器を手動操作し、商用電源による復電作業を行いました。この作業に時間を要したことから、入院棟では約35分の停電状態が続きました。
停電の発生に加え、非常電源が入院棟へ送電できず十分機能しなかったこと、また、患者さんへの情報提供も十分ではありませんでした。生命を守ることを最優先すべき病院として真摯に受け止めております。
二度とこのような事態を起こさぬようプログラムの修正を致しました。またプログラム自体の抜本的な見直しを含め対策を取るとともに、病院を挙げて緊急時の対応策について徹底的な見直しを進めてまいります。
重ねて患者の皆さまにご心痛をおかけし、ご説明が遅くなりましたことを深くおわび申し上げます。 |