エジプトの大臣閣下が広島大学病院視察 ダビンチ5に関心

  エジプト・アラブ共和国のアブデル・ラティーフ教育・技術教育大臣やハニー・ヒラール元高等教育・科学研究大臣閣下御一行が10月27日、広島大学病院を視察しました。留学生や医師の受け入れなど交流促進や、最新の手術支援ロボットの見学が主な目的です。

 臨床管理棟で面会し、安達伸生病院長が「2019年から6人のエジプト人医師を受け入れ、現在は2人の留学生が生薬学やウイルス学を学んでいます。今後も交流を深め、協力関係を築いていきたい」と歓迎しました。アブデル・ラティーフ大臣は「エジプトでは日本式の教育を始めています。医者になりたいという子どもたちも多く、留学生の受け入れが増えていくよう期待しています」と求めました。同席したエジプト人留学生には「学んだことをエジプト中に伝えてほしい」と語りかけました。

 続いて、国内6施設で最初に導入された手術支援ロボット「ダビンチ5」を、日向信之教授が案内しました。一行は、操作具合や鮮明な画像に見入り、「将来は外科医以上の手術ができますか」「人工知能が入っていますか」などと質問しました。「エジプトに持って帰りたい」と話すと、笑顔が広がりました。


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