博士課程後期では、生命医療科学プログラム(博士課程前期)で養成した人材に、さらに高度な医学や歯学、生命医療科学における先端的・学際的な研究推進能力を涵養させることを目指します。
様々な研究領域の学際的関連分野において、中心的な役割を担って活躍する研究者、教育者あるいは医療従事者を養成します。
養成する人材
生命医療科学や様々な科学領域との学際領域において、教育・研究機関で基礎的・応用的生命医療科学を高度に推進でき、医療関係の企業等において中心的な立場となって高度な研究開発に関わることができ、また医療施設において高い研究志向を持って高度な医療に中心的な役割を担って活躍できる人材を養成します。
教育研究上の目的
生命科学ならびに医療分野における体系的・集中的教育を行い、先端的・学際的な研究を進めることにより、基礎的・応用的生命医療科学力を醸成するとともに、様々な研究領域や医療領域において中心的な役割を担って活躍できる研究者、教育者あるいは医療従事者になるための基盤となる研究能力を涵養します。
修了後の進路等
- バイオテクノロジー、製薬などの医療関係企業等の研究者
- 高い研究志向を身に付けた保健医療施設における医療従事者
- 教育・研究機関における教育者・研究者
- 大学教員等
生命医療科学プログラムの3つのポリシー(博士課程後期)
ディプロマ・ポリシー
以下の能力を身に付け、かつ、所定の単位数を修得し、研究指導を受け、博士論文の審査及び最終試験に合格した学生に、博士(医科学)、博士(歯科学)又は博士(学術)の学位を授与する。
- 基礎医学・歯学研究における高度な知識を身に付けている。
- 社会における基礎医学、歯学研究の役割を理解している。
- 基礎医学・歯学研究の応用と実践を理解している。
- 教育研究機関において、基礎医学・歯学研究を推進できる高度な能力を身に付けている。
- バイオテクノロジー、医療等に関係する企業等において研究開発又は医療関係業務に携わるために必要な高度な能力を身に付けている。
- 医療機関において、高い研究志向を持ち医療人としての業務を遂行できる。
カリキュラム・ポリシー
ディプロマ・ポリシーに基づき、以下の方針のもとに教育課程を編成し、実施する。
- カリキュラムは、講義、演習・実習、特別研究から構成される。
- 基礎医学・歯学科目の履修により、医学、歯学研究における高度な知識を修得する。
- 生命・医療倫理学を含む社会医学・歯学科目の履修により、社会における医学、歯学研究の役割を修得する。
- 臨床医学・歯学科目の履修により、医学・歯学研究の応用と実践を理解する。
- 修得した1から3の知識・能力を活用して、教育・研究機関において基礎医学・歯学研究を推進できる高度な能力を修得する。
- 修得した1から3の知識・能力を活用して、企業等において研究開発や医療関係業務に携わることができる高度な能力を修得する。
アドミッション・ポリシー
ディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ、次のような学生の入学を期待する。
- 生命医科学、医学・歯学における幅広い知識を身に付けたい人
- 生命医科学、医学・歯学において応用的研究に取り組みたい人
- 教育・研究機関において、基礎医学・歯学研究を推進したい人
- バイオテクノロジー、医療等に関係する企業等において研究開発又は医療関係業務に携わりたい人
- 医療機関において、高い研究志向を持ち医療人としての業務に携わりたい人
シラバス
担当研究室
解剖学及び発生生物学 | 神経生物学 | 心臓血管生理医学 |
神経生理学 | 分子細胞情報学 | 医化学 |
神経薬理学 | 分子病理学 | 病理学 |
ウイルス学 | 疫学・疾病制御学 | 公衆衛生学 |
法医学 | 免疫学 | 硬組織代謝生物学 |
顎顔面解剖学 | 口腔生理学 | 生体分子機能学 |
口腔顎顔面病理病態学 | 細菌学 | 細胞分子薬理学 |
生体材料学 | 粘膜免疫学 | 細胞修復制御 |
放射線細胞応答 | 疾患モデル解析 | 放射線ゲノム疾患 |
ゲノム障害病理 | がん分子病態 | 分子発がん制御 |
幹細胞機能学 | 放射線災害医療開発 | 分子疫学 |
計量生物 | 線量測定・評価 | 歯科医学教育学 |
生命科学 | (国研)理化学研究所 神経・精神病態制御学 |