免疫生物学

研究内容紹介

私たちの広義の研究テーマは免疫系のシステムを解明することにありますが、私たちの研究室ではこの目的を遂行する手段として、多くの場合、鳥類を実験動物に用いています。その理由は、ニワトリは免疫実験のモデルとして過去にも大きな貢献をし、また最近でも基礎免疫学から応用研究に至る広範な領域の研究に多くのブレークスルーを起こしてきたことにあります。
私たちの研究室において現在行なわれている研究テーマは、鳥類免疫を基盤として広範に渡っており、基礎的な研究と、それらから生まれた知識を元にした応用研究として、概ね以下にまとめることが出来ます。

1.胚中心および胚中心様部位における免疫記憶機構の解析
2.ニワトリモノクローナル抗体の基礎および応用的研究
3.魚類における自然免疫機構と獲得免疫機構(特に免疫記憶に関して)の基礎的研究
4.ニワトリ抗体の抗体クラススイッチ機構の研究
5.鳥類多能性幹細胞の基礎と応用
6.鳥類へのゲノム編集技術の応用
7.遺伝子組換え鳥類の作成
8.遺伝子組換え鳥類を用いた社会への貢献

キーワード

ニワトリ,魚類,免疫システム,幹細胞,ゲノム編集

 

 

ニワトリ胚中心の模式図

ニワトリ胚中心の模式図

オボムコイド(アレルゲン)ノックアウトキメラニワトリ

オボムコイド(アレルゲン)ノックアウトキメラニワトリ

最近の業績

Fukushima, Y., Miyai, T., Kumagai, M., Horiuchi, H. and Furusawa, S., (2012) Molecular cloning of chicken interleukin-5 receptor a-chain and analysis of its binding specificity. Dev. Comp. Immunol. 37:354-362.

堀内浩幸・中野幹治.(2011) 鶏の遺伝子組換え技術のこれまでとこれから,鶏の研究, 86巻2-12号.

古澤修一、保田昌宏、多田富雄監訳、(2011) イラストでみる獣医免疫学-免疫疾患の仕組みから治療まで-、 Interzoo社

堀内浩幸.(2011) 第3章好中球とその産生物,第4章マクロファージと炎症反応の後期,第9章リンパ球,第12章サイトカインと免疫系「イラストでみる獣医免疫学—免疫疾患の仕組みから治療まで—」(古澤修一・保田昌宏・多田富雄監訳),Interzoo社,東京.

古澤修一.(2011) 第1章 生体の防御,第13章 抗体:可変型BCR,第26章 I型過敏症,第38章免疫系の進化「イラストでみる獣医免疫学—免疫疾患の仕組みから治療まで—」(古澤修一・保田昌宏・多田富雄監訳),Interzoo社,東京.

Nakano, M., Arisawa, A., Yokoyama, S., Nishimoto, M., Yamashita, Y., Sakashita M., Ezaki, R., Matsuda, H., Furusawa, S. and Horiuchi, H., (2011) Characteristics of Novel Chicken Embryonic Stem Cells Established Using Chicken Leukemia Inhibitory Factor. J Poult Sci. 48: 64-72.

Elazab, M.F.A., Fukushima, Y.,Fujita, Y., Horiuchi, H., Matsuda, M. and Furusdawa, S. (2010) Induction of immune suppression in the chick by an optimal dose of an immunizing antigen in presence of its specific maternal antibody. J. Vet. Med. Sci. 72:257-263.

Fukushima, Y., Satoh, M., Matsuda, H., Furusawa, S. and Horiuchi, H., (2010) Construction of an insertion vector for gene targeting of chicken lens-specific gene. J Poult Sci. 47: 144-148.

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