第7回生物圏科学研究科 食料・環境問題国際シンポジウム

平成26年11月1日(土)、広島大学ホームカミングデーの生物生産学部・生物圏科学研究科企画として「第7回生物圏科学研究科食料・環境問題国際シンポジウム」を開催しました。

今年度のシンポジウムは「アジア諸国における安全な食料生産環境の実現」をテーマに、国内外からの4名の講師をお招きして行い、学内外から名誉教授、同窓生、市民、在学生、教職員など約80名が参加しました。

シンポジウムの様子

左:総合司会のLawrence M. Liao准教授
右:植松一眞研究科長の開催の挨拶

 

シンポジウム冒頭の研究科長挨拶に続き、ノンラム大学(ベトナム)のPhan Tai Huan先生から「ベトナムにおける食の安心・安全の現状」、ペラデニア大学(スリランカ)のBuddhi Marambe先生から「変動する気候下における南アジアの食料安全保障:スリランカからの事例研究」、カセサート大学(タイ)のRatiya Thuwapanichayanan先生から「嫌気処理と流動層熱処理を組み合わせた浸漬による高GABA発芽玄米の調整」、本研究科の浅川学准教授から「麻痺性貝毒 –水産食品の安全性」というご講演を賜りました。

シンポジウムの様子

左:シンポジウム実行委員長の佐久川弘副研究科長による趣旨説明
右:ノンラム大学のDr. Phan Tai Huan

シンポジウムの様子

左:Dr. Phan Tai Huan 講演司会・通訳の鈴木卓弥准教授
右:シンポジウム会場の様子

シンポジウムの様子

左:ペラデニア大学のDr. Buddhi Marambe
右:Dr. Buddhi Marambe講演司会・通訳の長岡俊徳准教授

シンポジウムの様子

アジア諸国は、世界的に見ても米や水産資源などに大きく依存する国々であり、それらの食資源の安心、安全供給は重要な課題でありますが、地球温暖化、異常気象などの気候変動、農薬、化学肥料などの過剰使用、廃棄物による汚染により脅かされています。

本シンポジウムでは、アジア諸国における食の安心、安全供給にかかわる各国の課題や取り組みの情報を交換し、安心、安全供給につながる具体策について活発な討論が行われました。

シンポジウムの様子

左:カセサート大学のDr. Ratiya Thuwapanichayanan
右:Dr. Ratiya Thuwapanichayanan 講演の司会・通訳の上田晃弘講師

シンポジウムの様子

左:広島大学の浅川学准教授)
右:浅川学准教授講演司会・通訳の島本整教授

シンポジウムの様子

学生からもさまざまな質問がありました

シンポジウムの様子

質問に答えるDr. Buddhi Marambe(左)と Dr. Phan Tai Huan(右)

 

また、シンポジウムの休憩時間には2013年度研究科長裁量経費助成研究成果のポスター発表も実施され、3課題の研究成果が発表されました。

シンポジウムの様子

研究科長裁量経費助成研究成果のポスター発表

シンポジウムの様子

左:長澤和也副研究科長による閉会の辞
右:シンポジウム終了後に行われた懇親会での記念撮影


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