2013年1月〜12月出版

『死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」 』

● 長沼 毅 (著)
● ブルーバックス (2013年12月)
 
-  「いのち」はなぜこんなに強いのか?シュレーディンガーの生命観、エントロピー増大の原理を超えて40億年も地球にはびこる「不安定な炭素化合物」の本質に迫る。

小さなチャンピオンたちが教えてくれること生命とは何か? この根源的な問いに、私たちはいまだに答えることができない。ならば、極端な「エッジ」を眺めて考えてみよう。超高温、超高圧、高塩分、強放射線、強重力…過酷な環境をものともしない極限生物たちの驚異の能力と、不可解きわまる進化。そこには「不安定な炭素化合物」として40億年も続いた生命という現象の本質がある。

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『長沼毅の 世界は理科でできている 自然』

● 長沼 毅 (監修)
● ほるぷ出版 (2013年12月)
 
−  長沼毅先生による理科がもっと面白くなるシリーズ。今回は、地球の姿とさまざまな自然現象のふしぎに迫ります。地球が誕生したばかりの姿や、雨や雪など身近な自然現象の秘密など、私たちが暮らす地球の意外な魅力が満載です。
 

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『商品の安全性と社会的責任』

● 日本流通学会 (監)
● 小野 雅之・佐久間 英俊 (編著)
● 白桃書房 (2013年11月)
 
※矢野 泉:「第6章 加工食品の安全問題」(担当)
 
-  消費者が使用・利用する商品やサービスの種類と量が飛躍的に増大した結果、それらの欠陥や提供者の反倫理的行為によって安全や安心が阻害されることもある。

ソーシャル化やグローバリゼーション、また、放射能などの社会的な与件を踏まえながら、CSRの視点から、これらの問題の背景や展望を示す。

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『長沼毅の 世界は理科でできている 動物』

● 長沼 毅 (監修)
● ほるぷ出版 (2013年10月)
 
- 「科学界のインディ・ジョーンズ」こと長沼毅が地球のあちこちで集めた、好奇心をくすぐるビジュアルと、あっとおどろく情報が満載!

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『極限世界の生き物図鑑  砂漠・洞くつから深海まで 』

● 長沼 毅 (監修)
● PHP研究所 (2013年10月)
 
- 生き物は、極寒の地や砂漠など、極限の世界で生きていけるでしょうか。

砂漠にも南極・北極にも、洞くつにも深海にも、生き物がすんでいます。そうした生き物は、私たちの身の回りにいる生き物が、進化して姿や性質を変えただけなのです。生き物は、私たちが想像するよりずっとたくましいのです。本書は、こうした「生き物のたくましさ」を紹介します。

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『Neuropeptide Y: Molecular Structure, Role in Food Intake and Direct/indirect Effects』

● Steven L. Parker(編)
● Nova Science Publishers(2013年8月)
Bungo, T.※, Shiraishi, J.-i., Kawakami, S.-I.,
    Denbow, D.M. and Furuse, M.(分担執筆)
 
※Chicken neuropeptide Y in the control of
appetite and metabolism. を執筆
 
-  This book presents a broad summary of current knowledge concerning the structure and biochemistry of neuropeptide Y in relation to its role in feeding and interactions with receptors, transducers, effectors and channels that can also connect to food intake. The very high conservation of NPY sequence indicates its critical importance in basal metabolic regulation. Mutations connecting to NPY are virtually absent, and those affecting the Y1 and Y2 receptors are very few. From the evidence presented across vertebrate classes, NPY appears mainly as metabotropic driver via the Y1 group of receptors, and its negative metabotropicity through the Y2 receptor is only of importance in the mammal, and then tempered by Y2 receptor masking in the hypothalamus and low numbers in the cortex, and by low availability of NPY outside the forebrain.

Anatomically, NPY is well-represented especially in limbic areas of the forebrain, but the feeding-critical presence of Y1 receptors is, at least in the rodent, highest in the neocortex, and evidence presented in this book points to much larger involvement of cortical NPY receptors in feeding regulation than is usually perceived. The strong presence of this highly conserved peptide in the vertebrate forebrain is increasingly documented as linked not only to the regulation of glucose metabolism (and insulin activity), but also as directly involved in the operation of transducers, effectors and channels. This should be enabled especially by the high interactivity of the acidic sector of NPY (which is not shared by NPY-related systemic peptides, peptide YY and pancreatic polypeptide), and results in partial agonism and possibly also in accumulation in the bilayer. NPY could be involved as a helper agonist in several parts of the vertebrate metabolome.
 

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『深海生物学への招待』

● 長沼 毅 (著)
● 幻冬舎 (2013年8月)

- 光のまったく届かない、数千メートルの深海にも生物がいた!

著者が「しんかい2000」で初めて深海に潜り、青い異世界に触れた時の驚きから始まる、大冒険と大研究の記録。科学界のインディ・ジョーンズの呼び名で人気の科学者が、地球の不思議と、偉大なる生命の輝きを描き切った。科学の本であると同時に、美しい筆致で描かれたエッセイ。

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『長沼毅の 世界は理科でできている 植物』

● (監修)長沼 毅
● (装丁、本文デザイン)T-デザイン室
(倉科明敏・林 淳介)
● (イラスト)小池菜々恵
● ほるぷ出版 (2013年7月)
 
- 「科学界のインディ・ジョーンズ」長沼 毅先生による好奇心くすぐる写真とあっとおどろく情報が満載の世界を「理科」からよみとくシリーズです。

この巻では、高さ約75mもあるジャイアントセコイア、世界最大の花をもつスマトラオオコンニャク、葉から芽を出すセイロンベンケイソウなどの珍しい植物や植物のふしぎな実態などを紹介します。

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『Dr.長沼の眠れないほど面白い科学のはなし』

● 長沼 毅 (著)
● 中経出版 (2013年7月)
 
- 「数十年以内にオリオン座が爆発する!?」「北極と南極の違いって何?」など、驚きのひと言をキーワードに、「科学界のインディジョーンズ」の異名をとる著者が科学の基本を豊富な図や写真とともにわかりやすく解説!この一冊で、科学への扉が開かれること間違いなし!

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『Hormones and Behavior (Endocrinology Research and Clinical Developments)』

● Davis SIMONSEN(編)
● Nova Science Publishers (2013年6月)
● M. Furuse,・M.A.Cline・T. Bungo※ and K. Sugahara
(分担執筆)
※Neuroendocrine regulation of sedation and  excitation in neonatal chicks.
 
- In this book, the authors present current research in the study of hormones and behavior. Topics include the neuroendocrine regulation of sedation and excitation in neonatal chicks; the behavior of the mother and vasopressin; inhibited TRHergic pathway of amygdala and insular cortex may participate in high anxiety levels and decreased food intake of dehydrated-induced anorexic rats; the difference between morning and evening thyrotropin response to protirelin(TRH); altered energy balance in response to sleep restriction; hormones in breast carcinogenesis; ecdysteriods and honeybee social behaviors; and changes in appetite-associated hormone and feeding behavior in advanced age.
 

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『日常の「ふしぎ」に学ぶ たのしい科学』

● (監修)長沼 毅
● ナツメ社こどもブックス (2013年6月)
 
- 毎日の暮らしの中には「なぜかな?」と思うことがたくさんあります。この本では、学校、家、町、夏休みの海や山などでの様々な場面ごとに「ふしぎ」をさがし、テーマとしてとりあげました。

綺麗なCGや写真、しくみがわかる図解など、見てワクワクするビジュアル事典です。

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『腸炎ビブリオ 第IV集』

● (監修)本田 武司
● (編集)篠田 純男・甲斐 明美・山本 重雄・土屋 友房・西渕 光昭・荒川 英二・飯田 哲也
● (執筆)島本 整・島本 敏※ 他
● 近代出版 (2013年6月)
 ※ 「IX-3. 逆転写酵素とレトロン」執筆
 
- 『腸炎ビブリオ〈第III集〉』刊行から約20年、腸炎ビブリオ発見から60年が過ぎた。この間も、腸炎ビブリオについてさまざまな発見があった。1つの発見がまた新たな疑問を提示したことも多々あった。

次の世代に研究をバトンタッチするためにも、ここ20年間の研究成果を『腸炎ビブリオ〈第IV集〉』としてまとめた。
 

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『ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ』

● (編集)スタジオジブリ・文春文庫
● (執筆)立花 隆・内田 樹・長沼 毅※ 他
● 文春ジブリ文庫 (2013年4月)
 
  ※ 「腐海の生物学」(p.211-225)執筆
 
- 文芸春秋90周年記念事業の一環として刊行された文春ジブリ文庫の第一弾。凶暴な美しさを秘め、友愛を体現するヒロイン像と圧倒的なSF世界。伝説的映画の魅力を立花隆、内田樹ら第一級の執筆陣が読み解く!

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『アオリイカの秘密にせまる―研究期間25年、観察した数3万杯―』

● 上田幸男・海野徹也 (共著)
● 成山堂書店 (2013年3月)

 - 日本は世界一のイカ消費大国。その日本人が「イカの王様」と認めるのがアオリイカ。本書は、25年の研究をベースにした「日本で最初のアオリイカ徹底研究本」。

『アストロバイオロジー』

● 山岸明彦(編)
● 木村 淳・長沼 毅※(分担執筆・共著)
● 化学同人 (2013年3月)

※「18章 木星衛星エウロパの生命探査」(p.222-231)執筆

- 宇宙における生命の起源、進化、分布、および未来を探求するアストロバイオロジー、この学際的な分野を開拓する研究者たちによる、本邦初の総合的な書。

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『そらのうえ うみのそこ』

● 長沼 毅(監修)・大橋 慶子(絵)
● TOブックス (2013年3月)
 

- タテに開いて大迫力! 前からも後ろからも読める!宇宙から深海まで、自然と生命の営みが一冊で分かる画期的な絵本。

(あらすじ)
主人公のタケシ君は、探索機「インディー号」に乗って、宇宙から深海へ、深海から宇宙へと旅をします。そこには、様々な自然現象や生物がいっぱい!国際宇宙ステーション、人工衛星、流れ星、オーロラ、スプライト、エベレスト、東京スカイツリーと広がる空から、サメ、ウミガメ、マンボウ、ダイオウイカ、そして奇妙な姿の深海魚たち、海底火山、さらには海の最深部まで。さあ! タケシ君と一緒に、宇宙と地球を探検しよう!

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『食料・農業市場研究の到達点と展望』

● 美土路知之・玉真之介・泉谷眞実(編著)
● 執筆者:矢野泉
(担当:水産物市場に関する主要文献と論点) 他
● 筑波書房(2013年1月)
 
- 経済のグローバル化は果たして持続可能な世界を導くのか。そうした疑問を念頭におきながら、あるべき市場の姿とは何かを議論するために、食料や農業に関わる市場をめぐる近年の研究動向の分析や文献解題をまとめている。

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『生命とは何だろう?』

● 長沼 毅(著)
● 集英社インターナショナル (2013年1月)
 

- 地球に最初の生命が誕生してから、およそ38億年。

最初の生命はどこで生まれたのか、進化とは正確にはどのような理論なのか、生命を人工的に創りだすことは可能なのか、そもそも生命の本質とは何なのか・・・生命に関する様々な謎を、“科学界のインディ・ジョーンズ”長沼毅が解説する。


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