センターの紹介

センターの紹介

 近年、アレルギー疾患患者は増加を続け、2011年の統計ではアレルギー疾患の患者数は国民の2人に1人となったと報告されています。また、アレルギー疾患と言っても、その内容にはアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎を含むいわゆる花粉症、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、食物アレルギー、気管支喘息などがあり、その種類は様々です。また、重症度も不愉快であっても生活には特に支障の無いものから、生命に関わるもの、また生命には関わらないまでも社会生活に大きな支障を来すものまで様々です。

 アレルギーは乳幼児期から小児期にかけて発症することが多く、適切に治療すれば重症化することを防げたり、病気そのものが治ることも少なくありません。一方、情報の不足や誤った知識のために適切な治療の機会が得られない人も多く、アレルギー疾患にはしばしば多面的で総合的な知識と対応が必要です。

 我が国では、平成26(2014)年6月にアレルギー疾患対策基本法が公布され、各自治体ではアレルギー疾患対策を総合的に推進することとなりました。広島県では、広島大学病院がアレルギー疾患医療拠点病院に指定され、アレルギー疾患に関係の深い内科、小児科、皮膚科、耳鼻科、眼科の各診療科が連携してアレルギーの診療と教育に取り組むことになりました。

 このホームページでは、広島県におけるアレルギー疾患に関する行事の他、研究や診療のトピックス、疾患解説などの情報を集約して発信し、皆様の理解を深め、アレルギー疾患への取り組みを支援します。

 

 


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