日本パラスポーツ協会医学委員会副委員長を務める広島大学病院スポーツ医科学センター副センター長の三上幸夫教授(リハビリテーション科)が、愛知県を中心に10月18日に開幕する愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会を前に、同11日から18日まで、日本代表選手団本部スタッフの医師として、選手たちの医療サポートに出向きます。
本大会では選手村が開設されていないため、選手やチームドクターから不調が伝えられれば、選手が滞在する宿泊施設に往診し、けがや感染症の対応など医療業務全般をこなします。悪性疾患を抱えたり、透析をしていたり、人工呼吸器をつけて参加するなど選手の状況はさまざまで、事前に申告している薬剤以外を服薬するとドーピング違反で失格してしまうこともあるため、処置にも細心の注意を払います。
広島大学病院は2022年から、日本パラスポーツ協会の依頼で、日本代表のすべてのパラスポーツ選手のメディカルチェックを行っており、健康状態から競技大会参加の可否の判断を続けています。
三上教授は2024年から医学委員会副委員長を務め、パラスポーツ選手の夢の実現を後押ししています。2024年夏のパリパラリンピック競泳100メートル平泳ぎ知的障害クラスで銅メダルを獲得した山口尚秀選手が、大会約1カ月前に左足小指を骨折し、手術後の1週間、広島大学病院に入院した際にも診療し、快挙につなげた実績があります。
三上教授は「パラスポーツ選手が力を存分に発揮し、メダル獲得がかなうよう切に願っています。安心安全に競技に臨めるよう、万全のサポートをしたい」と意欲を燃やしています。
2026アジアパラ競技大会は10月18日から24日まで、45カ国・地域が参加して、愛知県を中心とする各地の会場で陸上、水泳、バスケットボールなど18競技が行われます。日本代表は約290人のトップアスリートが熱戦を繰り広げます。
出発を前に、リハビリテーション科・部門スタッフの激励を受ける、日本代表ユニホームを着た三上教授(中央)

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