中丸三千繪さんの美しい歌声が病院に響きました

ソプラノ歌手として世界的に名声を博している中丸三千繪さんのコンサートが9月28日夕、当病院外来棟1階のロビーで開かれました。

 

鮮やかなドレスに身を包んだ中丸さんのステージは、安達朋博さんのピアノに乗せてヘンデル作曲の「オンブラ・マイ・フ」からスタート。オペラの名曲のほか「赤い靴」「宵待草」などおなじみの日本歌曲や映画音楽など10曲を披露しました。

 

時に力強く、時に切々と響く歌声に、ロビーを埋めた入院患者さんや職員200人はすっかり魅了されていました。心を揺さぶる歌声に涙ぐんだり、手で拍子をとったりする患者さんの姿も見られました。
「皆さん大丈夫ですか、つらくないですか」と優しく声を掛けた中丸さん。平和を願うカザルスの「鳥の歌」で約50分のステージを締めくくられました。

 

熱演していただいたお二人に茶山一彰病院長から感謝状と花束が贈られました。
中丸さんは1990年のマリア・カラス国際声楽コンクールでイタリア人以外として初めて優勝されました。その後もイタリアやフランス、米国をはじめ世界の舞台でプリマドンナとしてご活躍中です。

 

当院には2007年から毎年駆けつけてくださり、ちょうど5回目になりました。このほか10年以上にわたって全国の小児がん患者の支援を続け、今年は東日本大震災の被災者支援のチャリティーリサイタルにも力を入れておられます。


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