ドクターヘリの訓練が始まりました

 広島大学病院を基地病院とする広島県ドクターヘリの本格運用を前に、県内の消防機関との合同訓練が4月3日からスタートしました。

 

ドクターヘリは医師と看護師が乗り込み、患者に救命医療を行う専用のヘリコプターです。3月末に広島ヘリポート(広島市西区)に配備されました。訓練のトップを切って3日朝、訓練を行いました。
初日となる3日の訓練は、大竹市内で起きた交通事故で重傷者が出たとの想定で、大竹市消防本部と合同で行われました。

 

消防からの出動要請を受け、医師2人と看護師1人を乗せたドクターヘリは直ちにヘリポートを離陸。約10分後に引き継ぎ地点となる大竹市の晴海臨海公園に到着すると、医師らが救急車内で処置を行った後、患者をストレッチャーでヘリに運び込む手順などを確認しました。

 

ドクターヘリに自ら搭乗した広島大学病院高度救命救急センターの谷川攻一センター長は「身の引き締まる思い。救命率の向上につなげていきたい」と話していました。
訓練には県内合わせて13の消防機関が参加し、24日まで搬送の引き継ぎや無線の運用訓練を実施して本番に備えます。


up