スポーツ医科学センターの内覧会が開かれました

 中国四国地方で初めて広島大学病院に開設されたスポーツ医科学センターの内覧会が10月1日に行われました。

スポーツ医科学センターの内覧会

 

診療棟5階で開かれた内覧会には、広島東洋カープやサンフレッチェ広島をはじめ県内のプロ・アマのスポーツ団体のトレーナーやスポーツ医学関係者ら30人余りが出席しました。
席上、スポーツ医科学センター長の越智光夫教授が「治療、手術も大事だが、それにも増して重要なのは、けがやオーバーユースを予防すること。予防を主眼にスポーツ医科学センターを活用していただき、ひいては県内外のアスリートの競技レベル向上につなげるとともに、得られたデータを世界に向けて発信していきたい」と挨拶しました。

ジャイロセンサーを用いた動作解析のデモンストレーション

 

同センターは、パフォーマンス(動き)を評価するため、屋外でも使える三次元動作解析装置やジャイロセンサー(角速度センサー)を使った動作解析装置など最新の機器を導入。床反力計、無線式の筋電図計との併用により筋の活動や関節にかかる負担も一緒に計測することが可能になりました。また治療機器としては空気の圧力を利用して体を持ち上げ、間接にかかる負担を減らす反重力トレッドなどを取り入れています。
概要説明の後、参加者たちは3つのグループに分かれて、動作解析装置や超音波診断装置のデモンストレーションを熱心に見学していました。


up