世界に誇る広島市安佐南区出身のピアニスト、萩原麻未さんのコンサートが11月21日、診療棟3階のイベントホールで行われ、素晴らしい調べで患者さんたちを魅了しました。
　萩原さんは広島音楽高校を卒業後、フランスに留学。2010年の第65回ジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門で、日本人として初めて優勝するなど国内外で活躍しています。今回のコンサートは、萩原さんと親交のある原田康夫元学長の仲立ちで実現しました。
　萩原さんは「今日はいろんなジャンルの曲を用意しました。皆さん、楽しんでください」とあいさつ。ショパンのノクターン2番などクラシックの名曲に始まって日本の叙情歌、アメリカのポピュラーソング、「浜辺の歌」や「赤とんぼ」までおなじみの15曲を、約1時間にわたり解説も交えながら演奏されました。
　ピアノの前板や鍵盤蓋を取り外して、ハンマーの動きが見える珍しい趣向も。最後に「ふるさと」をみんなで歌い、心温まるコンサートを締めくくりました。