• ホームHome
  • 広島大学病院
  • 病的肥満症に対する腹腔鏡下スリーブ状胃切除術 ~中国・四国地方で唯一の実施施設~

病的肥満症に対する腹腔鏡下スリーブ状胃切除術 ~中国・四国地方で唯一の実施施設~

  肥満症に対する治療の基本は、食事・運動療法です。しかしながら、6か月以上の内科治療によっても十分な効果が得られないBMI(体重kg÷身長m÷身長m)35以上の患者さんで、糖尿病・高血圧症・脂質異常症などの合併症がある場合、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の適応となります。

 2017年1月から本院は、この胃切除術の中国・四国地方では唯一の保険診療実施施設となり、3月15日(水)記者説明会を行いました。

 腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は、おなかに12~15mmの穴を4~5カ所ほど開け、おなかに挿入したカメラ(腹腔鏡)の画像をモニターで見ながら、胃の大半を切り取り、胃をバナナ1本ぐらいの大きさにして食事摂取量を制限する手術です。本院では、これまで12症例でこの手術を実施し、体重の減少や糖尿病の改善など術後の経過も良好です。

腹腔鏡下スリーブ状胃切除術

12-15mmの穴(ポート)4箇所を用いた腹腔鏡手術

腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
記者説明会

記者説明会

記者説明会

(左から)消化器・移植外科 田邊准教授、
      総合内科・総合診療科 田妻教授、
   消化器・移植外科 大段教授


up