やすらぎ 平和を 本院に美術館オープン

 広島大学霞キャンパスに美術館がオープンしました。「YHRPミュージアム」です。Yはやすらぎ、Hは平和、Rはリハビリ、Pはポーランドの意味が込められています。収集家から約1300点の作品を譲り受けた広島大学元学長の原田康夫先生が美術館を建設し、作品とともに本院へ寄贈されました。病院付属の美術館は全国でも珍しいということです。

 平成30年10月17日(水)、「YHRPミュージアム」の開館記念式典が行われ、岸田文雄衆議院議員をはじめ、湯崎英彦広島県知事、松井一實広島市長など約100名が出席しました。原田先生は挨拶で「患者さんのやすらぎ、癒しの場になり、戦争や平和への思いを感じてほしいです。この美術館を通して広島の文化向上に役立てたいです」と美術館建設の意義を熱く語りました。テープカットの後、原田先生から木内病院長へ目録の贈呈があり、YHRPミュージアムの本院への引き渡しが行われました。木内病院長は「美術の力で、より良い治療環境をつくりたいです」と謝辞を述べました。

 式典に引き続き、広島が生んだ世界的なピアニスト萩原麻未さんのピアノ演奏、東京芸術大学の澤和樹学長のバイオリン演奏が披露され、式典に花を添えました。

*「YHRPミュージアム」については、下記のアドレスで確認できます。
  https://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/yhrp

テープカットを行う原田先生(右端)たち

木内病院長から原田先生へ感謝状贈呈

萩原麻未さんによるピアノ演奏

澤東京芸大学長によるバイオリン演奏


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