癒やしの弦楽四重奏 院内に響く

 読響ハートフルコンサート広島~読売日本交響楽団メンバーによる弦楽四重奏~が8月28日、広島大学病院診療棟3階のイベントホールで開かれました。患者や家族ら約70人が優しい音色とハーモニーに耳を傾けました。

 メンバーは、鎌田成光さん(ヴァイオリン)舘市正克さん(同)二宮隆行さん(ヴィオラ)室野良史さん(チェロ)の4人。モーツァルト「アイネクライネナハトムジーク」から、ディズニー映画「ピノキオ」の「星に願いを」、ジブリ映画「となりのトトロ」の「さんぽ」、美空ひばりさん「川の流れのように」まで耳になじみのある曲を情熱的に演奏しました。観客は体を揺らしたり、小さな子どもは一緒に口ずさんだりと思い思いに楽しみました。ヴァイオリンの鎌田さんは「元気になってもらいたいと演奏しましたが、温かい雰囲気でこちらの方が元気をいただきました」と話していました。

 がん相談支援センターが患者や家族向けに年に1、2回行っている企画の一つ。参加者からは「生演奏に癒やされた」「気持ちが軽くなった」などの感想が寄せられました。

華麗な演奏を見せる読響のメンバー

華麗な演奏を見せる読響のメンバー


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