広島カープの新入団選手が体力測定

 広島東洋カープの新入団選手が1月12日、広島大学病院で体力測定に臨みました。ドラフト1位の森下暢仁投手や2位の宇草孔基外野手ら育成選手を含めて9人が参加しました。投手と野手に分かれ、反応の速さや投手は肩、野手は腕の筋力などをチェックしました。今回からは球団の要望もあり、ケガを防いで、できるだけ選手として長くパフォーマンスを発揮できるように測定項目を見直しました。

 本院では2014年から毎年、新入団選手の体力測定を行い、科学的なデータを蓄積してきています。1時間余りの測定を終えた森下投手は「ケガなく早く1軍の舞台で結果を出せるように取り組んでいきたい」、宇草選手は「持ち味のスピードを維持しながらパワーも付けられるように頑張りたい」と真剣な表情で話していました。体力測定を指導した理学療法士の平田和彦リハビリ部門長は「怪我しにくい体づくりの観点からチェックしました」と今後の活躍に期待を寄せていました。整形外科的にメディカルチェックをした横矢晋助教は「故障があるかどうかや、投手は肩やひじなどのバランス、柔軟性を確認した。特に問題はないようだった。あとはトレーナーに報告し、生かしてほしい」と話していました。

 昨シーズン4連覇を逃したカープ、2月1日からキャンプが始まり、3月20日から優勝フラッグ奪還を目指すシーズンが開幕します。

肩の筋肉量を測定する森下投手

肩の筋肉量を測定する森下投手

横矢助教(右)からメディカルチェックを受ける宇草選手

横矢助教(右)からメディカルチェックを受ける宇草選手

反応速度を調べる玉村昇悟投手

反応速度を調べる玉村昇悟投手

カープの新入団選手9人とスタッフ

カープの新入団選手9人とスタッフ


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