広島大学病院消化器・移植外科の小林剛准教授に令和3年度臓器移植対策推進功労者として、11月22日、木内良明病院長から厚生労働大臣感謝状が贈呈されました。贈呈式には大段秀樹教授も立ち会いました。厚労大臣の感謝状は、全国で24人の個人、5団体に贈られました。
小林准教授はフランスやアメリカで移植手術の経験を積み、2010年の改正臓器移植法施行後に本院で行った脳死肝移植すべてで臓器摘出手術を執刀・指導してきました。また生体肝移植のドナーを専門的に診療し、適応評価や切除手術、術後の患者ケアも担当しています。これら長年にわたる安全で治療効果の高い移植医療の提供に尽力してきたことが評価されました。
小林准教授は「主に臓器提供の手術にかかわってきました。提供に同意いただいたご家族の気持ちを無駄にしないよう、移植を確実に進めることを心がけてきました」と、これまでの移植手術を振り返っていました。
左から木内病院長、小林准教授、大段教授