福島県から表敬訪問

 福島県と福島県立医科大学の6人が11月22日、広島大学病院を訪れ、医師派遣への感謝を伝え、今後の支援に期待をしました。この日訪れたのは、福島県病院事業管理者の阿部正文氏、安達和久病院局長、福島県ふたば医療センターの谷川攻一センター長、福島県立医科大学の竹石恭知理事兼副学長らです。広島大学病院からは木内良明病院長、原医研の田代聡所長、病院運営支援部の新本陽一郎部長が出席しました。

 懇談では、阿部管理者から「医師の確保が厳しい中、継続的な医師派遣に感謝しています。おかげで24時間365日の救急医療体制が維持できており、今後ともぜひ協力を」と話しました。谷川センター長は救急搬送の9割以上がセンター附属病院に来ており、地域の救急医療を一手に担っている現状を報告。また、帰還住民が増えるにつれ、高齢者が多くなり、訪問診療・看護や糖尿病の出前講座が大きな役割になっている、との説明がありました。木内病院長は「大変な状況が続いており、今後も支援を続けていきたい」と応えていました。

 広島大学病院から福島へは2016年10月から内科系の医師を3カ月交代で派遣、ふたば医療センター附属病院などで診療にあたっています。また救急医が毎月1週間、派遣されています。


up