令和4年度春の叙勲を受けた広島大学病院診療支援部元主任部門長で臨床検査技師の小野寺一氏に7月1日、工藤美樹病院長から勲記と勲章(瑞宝単光章)が伝達されました。
小野寺氏は1981年に広島大学医学部附属病院に入り、臨床検査技師として勤めてきました。院内の感染制御チーム(ICT)メンバーとして、細菌検出状況レポートの作成や内容の適正化の検討などに取り組み院内感染対策に貢献しました。臨床検査室の国際規格(ISO15189)認定に向け検査部の取りまとめの一翼を担い、取得後も品質マネジメントの維持に努めました。また人材育成では院内で新人職員育成プログラムを作成するなどして尽力したほか、社団法人広島県臨床検査技師会常務理事として中国との相互訪問で人材交流を進めるなど院内外で臨床検査技師の地位向上に寄与しました。
小野寺氏は「歴代の部長や技師長、先輩、同僚に指導してもらいながらやってこられた。この間、医療技術はめまぐるしく進歩した。一人ではとても対応できなかったが、多くの方に助けられてきた。あらためて感謝したい」と話していました。
左から工藤病院長、小野寺氏、伊藤診療支援部長