親子で大道芸チャリティー 募金を寄付いただきました

 3年前に広島大学病院で骨髄移植を受けた小学3年八木新歩=あらた=君(8)が父親の会社員隼世=はやせ=さん(40)と大道芸のコンビ「NEW STEP」を組んで活動しています。6月には地元静岡県の商業施設で「広島大学病院小児科病棟支援チャリティー大道芸」と銘打って芸を披露する傍ら寄付を募り、本院小児科に募金をいただきました。

 新歩君は2019年に免疫不全で約7カ月入院し骨髄移植を受けました。今は定期的な検診は受けていますが、通常の生活に戻っています。隼世さんは「付き添っているときに、いろいろな子どもの患者さんが頑張っている様子を見ました。自分の子どもが元気になったから終わりではなく、今度はこちらが何かしたい」と、翌年から7月前後に大道芸活動の収益の一部を寄付してきました。今年は新歩君が「一緒にやりたい」と取り組んでくれたことから、コンビでステージに立ち、募金を呼び掛けたそうです。

 隼世さんは20歳ごろからマジックに興味を持ち、7年前からバルーンアートを含めた大道芸スタイルでパフォーマンスを披露しています。新歩君も楽しみながら大道芸に取り組んでいると言い、「いろいろ闘病している子どもさんがいると思いますが、あきらめずに頑張ってほしい。その一助になれば」と話しています。

商業施設でパフォーマンスを披露する「NEW STEP」

商業施設でパフォーマンスを披露する「NEW STEP」

八木隼世さんと新歩君

八木隼世さんと新歩君


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