広島大学霞キャンパスに新たに完成した講義棟「凌雲棟」5階で、12月11日、初めて外部の人を招いての研究会がありました。「広島地方眼科学会」で、県内外の眼科医ら約120人が出席しました。
この日は、新たな術式や症例、薬剤の検討、緑内障連絡カードの現状など16題を発表。特別講演として広島大学病院眼科の木内良明教授が「病院長だった」と題して今年春まで4年間務めた病院長時代の取り組みなどを話しました。また岐阜大学大学院医学系研究科の坂口裕和教授(眼科学)が「網膜硝子体疾患my update 2022~研究と臨床から~」と題して話しました。
凌雲棟は医療人養成拠点の整備を目的に建設、霞キャンパスの医療系学部生らが利用を始めています。木内教授が病院長時代に計画されたもので、5階はフロアーすべてが講義室。大型ビジョン3台を備え、440人が収容でき、研究会や学会などにも活用できるようになっています。