インドネシア・ヘルミナ病院グループとMOU調印

 広島大学とインドネシアの大手「ヘルミナ病院」グループ、インドネシア住友商事の3者は3月14日、大学病院に設置したインドネシア医療関連共同研究講座の一環で医療分野での連携を進めるMOU(覚書)に調印しました。広島大学病院であった調印式にはヘルミナの各病院長や幹部ら約50人が出席、工藤美樹病院長、ヘルミナグループのハスモロ代表取締役社長、インドネシア住友商事の辛島裕取締役社長が、それぞれ協定書に署名しました。

 ヘルミナ病院グループはインドネシア国内に45病院、6100床を有する屈指の大手。今後は医療技術の向上、人材育成、医療分野のデジタル化などを連携して進めていきます。

 インドネシアでは昨年4月、広島大学とインドネシア住友商事会社が医療の発展に貢献する目的で前述の共同研究講座を設置、広島大学病院の医師らを現地に派遣して医療面での協力方法などを探ってきました。また、5月には越智学長も訪問してジャカルタで広島大学校友会インドネシアチャプターの設立記念総会を開催するなどインドネシア国内で医療支援活動を展開するために有効なネットワークの構築を進めています。今回の調印へ向け10月に広島大学・病院関係者がヘルミナ病院を訪れ、連携内容を協議しMOUに結び付けました。民間病院と初の協定でインドネシアでの具体的な医療連携の動きも加速していきます。

左から工藤病院長、ハスモロ社長、辛島社長

左から工藤病院長、ハスモロ社長、辛島社長

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