本年度の看護師特定行為研修 開講式でスタート

 広島大学病院での2023年度「看護師特定行為研修」開講式が4月14日ありました。院内をはじめ広島市内や県東部の総合病院などから受講生計10人が出席、研修管理委員会の伊藤公訓委員長(総合内科・総合診療科教授)が「患者さんにいい医療を提供するためには必要なことです。1年間大変だと思いますが、頑張ってください」と激励しました。

 特定行為はこれまでは医師の指示がなければできなかった医療行為の一部が、医師が作った手順書に従って医師の指示を待たずに実施できるようになるものです。高度な医療現場から在宅診療、介護現場まで幅広く対応できるようになると期待されています。特定行為には21区分38行為があり、広島大学病院では、呼吸器の調整や創傷管理、血糖コントロールの薬剤投与など10区分20行為を対象としています。

 広島大学病院は2019年度に県内で初の研修機関となり、講座をスタート。これまでに32人が研修を修了しています。


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