10月21日、広島県で初めて開かれた「ともに結ぶいのちのリボン―第24回臓器移植推進国民大会」(広島市中区、広島県民文化センター)で、広島大学病院消化器外科・移植外科の井手健太郎講師らに令和5年度臓器移植対策推進功労者厚生労働大臣感謝状が贈られました。
大会は臓器移植への理解を深め、臓器提供の意思表示等の啓発を推進することを目的に毎年開かれています。井手講師の解説や高校生のスピーチコンテスト、皆実高の演劇、臓器提供者の家族やNPO法人などによるトークセッションなどもありました。
井手講師は2008年から広島大学病院で腎移植250例、肝移植200例などにかかわり、腎移植チーフとしても診療から術後ケアまで担当。日本移植学会臓器提供普及啓発委員会委員、日本臓器移植ネットワークメディカルコンサルタント医師などとしても活動するとともに県内他施設での手術支援、後進の指導にも取り組み、これらの活動が評価されました。井手講師は「この大会を機に、一人でも多くの方々に臓器提供について考えるきっかけとなり、思いがつながっていくことを心から願っております」と話しています。
前列左端が井手講師