弟が入院 姉の思いつづる作文が入選

 広島大学病院で4年前に骨髄移植を受けた児童の姉が当時の思いなどをつづった作文が、全国中学生人権作文コンテスト静岡県大会で入選しました。「すべての命に平等な医療」と題された作品を紹介します。

 書いたのは静岡県の中学3年八木虹芭(このは)さん。5歳下の弟の新歩(あらた)君が2019年に7カ月間広島大学病院に入院し治療を受けました。当時、虹芭さんは小学5年でした。作文には、2週間に一度、広島に行って付き添っていた母に合うのが楽しみだったこと、夏休みはずっとそばにいたこと、病院のチャイルドライフスペシャリストの方がお見舞いに来ている兄弟姉妹にも声をかけて気遣ってもらったこと―などを丁寧に記しています。

 新歩君は現在小学4年、定期的な検診は受けていますが、通常の生活を送っています。父親の隼世(はやせ)さんと大道芸のコンビでパフォーマンスを披露して寄付を募り、小児科へ寄付もいただいています。


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