水野助教がスマホ接続の眼底カメラ開発で大賞

 広島大学病院広島臨床研究開発支援センターの水野優助教が中国地域女性ビジネスプランコンテスト「SOERU」で大賞を受賞、3月5日、広島国際会議場(広島市中区)で表彰されました。大賞となったのは「世界から予防可能な失明を防ぐ」をテーマにしたスマートフォン接続型の眼底カメラの開発とAI遠隔眼底読影・治療体制の確立を進めるプランです。医療現場からのニーズを基にしたアイデアであったことが評価されたということです。

 SOERUは、中国地域の女性起業家の発掘と支援を目的に▽一般社団法人中国地域ニュービジネス協議会▽一般社団法人中国経済連合会▽株式会社日本政策投資銀行▽独立行政法人中小企業基盤整備機構中国本部が共催しているコンテストです。今回は30件の応募から大賞1件、優秀賞4件、特別賞2団体が選ばれています。

 水野助教はクラウドファンディングなどで資金を募り、開発を進めており、今回の受賞について「この賞を弾みとして、今年度内には実証事業の実施と診断支援プログラム(AI)へ着手し、少しでも早く必要な方に届けられるように研究開発を進めていきます」と話しています。


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