美しいヴァイオリン2重奏が小児病棟に響きました。広島交響楽団の岩下恵美さんと廣瀬朱音(あかね)さんによる七夕コンサートが7月8日、広島大学病院小児病棟プレイルームで開かれました。子どもたちや家族ら約40人が、優しい音色とハーモニーに耳を澄ませました。
ディズニー映画の名曲やエルガーの「愛のあいさつ」などクラシックを含む9曲を披露。情感豊かに、軽快に、息の合った演奏が会場を包みます。「となりのトトロ」と「たなばたさま」は、演奏に合わせてみんなで声を合わせ、笑顔が広がりました。楽器について、松とカエデの木、弓は馬の尻尾の毛でできていると紹介されると、「へえー」と驚きの声が上がりました。
広響オリジナルグッズのバッジも、子どもたちにプレゼントしてくれました。一般社団法人千羽鶴未来プロジェクト(広島市中区)が、楽器をモチーフに、障害のある職人たちと制作したグッズ。同プロジェクトは平和公園(中区)にある原爆の子の像に供えらえた折り鶴を、ノートなどに再生し、子どもたちと平和について学ぶ活動に取り組んでいます。


