福島県の医療支援のため2024年4月から3か月間の出向を終えた広島大学病院脳神経内科の菊本舞特任助教が7月19日、丸山博文教授とともに安達伸生病院長に報告に訪れました。菊本特任助教は「内科救急を経験し、地域に寄り添う医療へ研鑽を積もうという気持ちが強くなりました。休日には森鴎外の山椒大夫の舞台や小野小町ゆかりの地に足を運び、文化にも触れました」と振り返りました。安達病院長は「脳神経内科以外の患者さんが多かったんでしょうか。お疲れさまでした」とねぎらいました。
広島大学は2016年、大学病院に「福島医療支援センター」を設置。同年10月から福島県立医科大学が帰還住民たちへの医療提供のために開設した「ふたば救急総合医療支援センター」へ医師派遣を続けています。2018年4月からは2次救急医療の拠点として開院した福島県富岡町双葉地区の県ふたば医療センター附属病院での診療を支援し、福島復興に協力しています。
ふくしま復興ステーション(復興情報ポータルサイト)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/
安達病院長(手前)に報告する菊本特任助教
菊本特任助教(中央)をねぎらう安達病院長(右)と丸山教授(左)