7月28日の世界(日本)肝炎デーを前に25日、広島大学病院診療棟3階のイベントホールで、無料肝炎ウイルス検査のイベントが開かれました。広島県が認定する特任肝疾患コーディネーターや、歯科医師たち10人が、患者さんや家族に受検を呼びかけました。
肝臓のイラストが描かれたそろいの青いTシャツを着て、検査の必要性について説明し、無料肝炎ウイルス検査を案内しました。肝炎クイズが描かれたうちわや、院内にある肝疾患相談室のリーフレットも配布。早速、検査に臨んだ人からは「良い機会。安心につながれば」との声が聞かれました。
肝がんの原因の大半は肝炎ウイルスの感染とされ、肝炎は放置すると肝硬変や肝がんに進行する恐れがあります。B型肝炎は働く世代に、C型肝炎は高齢者世代に多いと考えられていますが、自覚症状がないケースが多く、早めの肝炎ウイルス検査が大切です。
広島県は、委託する医療機関や県保健所(支所)で、無料で肝炎ウイルス検査を実施しています。広島、呉、福山の市民は各市が委託する医療機関で検査を受けられます。
一生に一度は肝炎ウイルス検査を!