税のこと紙芝居で学んだよ 広島県間連女性部が小児病棟へ

 広島県間税会連合会女性部の皆さんが11月27日、広島大学病院小児病棟で、税金の仕組みや大切さを分かりやすく伝える紙芝居の読み聞かせをしてくださいました。紙芝居もプレゼントしていただきました。

 広島県間連女性部の田中岳子部長や広島東税務署の神田己和子筆頭税務広報広聴官たち5人が来訪。それぞれが登場人物の役をして紙芝居「あきくんともみじちゃんの くらしとぜいきん」を披露しました。100円のお菓子を買おうとしたら消費税がかかって108円となり買えなかったため、妖精に頼んで税金がない世界に行った2人。100円でお菓子を買えてうれしかったのも束の間、まちはごみだらけで公園も学校も、信号機もありません。「やっぱり税金のある世界がいい」と気づくストーリーに、子どもたちは聞き入りました。

 神田筆頭税務広報広聴官は、パトカーや市役所、コンビニの写真を見せて、税金が使われているか、いないかを尋ねるクイズを出題。重さが同じ1億円の束のレプリカもみんなで持って回って、「重い」「これなら運べる」などと盛り上がりました。

 間税会は消費税を中心とした間接税の納税者で組織する民間団体です。紙芝居は3種類あり、依頼を受けた安田女子大学(広島市安佐南区)教育学部が2011年に作成したオリジナル。広島県間連女性部が、全国の間税会や幼稚園、保育園などに贈り、租税教育に活用してもらっています。


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