全国に美容室を展開する田谷、エステティックのTBCグループ、ウィッグ製造販売のスヴェンソン(いずれも本社・東京)の3社共同プロジェクト「スマイルリレープロジェクト」で作られた小児用・医療用ウィッグ3点が広島大学病院に寄贈され5月1日、贈呈式がありました。
田谷とTBCグループの「ソシエヘアー」は、伸ばした髪を切ってウィッグ用に寄付するヘアドネーションに対応し、髪の提供を受けたスヴェンソンがウィッグに仕上げる共同プロジェクト。2024年6月から12月までに、活動に賛同した150人から髪が寄せられ、30体のウィッグが完成しました。ウィッグは全国10カ所の病院に届けられる予定です。
贈呈式ではスヴェンソンレディス事業部営業部アピアランスケアサポートチームの河津英子統括マネージャーが「協力していただいた皆さんの思いが、子どもたちに届くとうれしいです」とあいさつ。小児科の岡田賢教授は「強い化学療法による脱毛で、大きなショックを受ける子もいる。ウィッグがそういった子どもの励ましになってほしい」、小児科病棟の中島恵美看護師長は「髪を提供してくださった方の気持ちを伝え、治療に頑張ってくれたら」と感謝を述べました。

河津統括マネージャー(左)からウィッグを受け取る岡田教授