歯と口の健康週間(6月4日~10日)にあわせ、広島大学病院小児歯科が6月4日、「第43回親子のお口の健康教室」を診療棟3階で開きました。綿棒で唾液を取ってお口の中の菌の量を確かめるむし歯リスクテストや、清涼飲料水や炭酸飲料に入っている砂糖の量を示すコーナー、歯の大切さを学ぶ紙芝居やぬいぐるみ遊びなど、診察に訪れた親子たちに楽しみながら学んでいただきました。
むし歯リスクテストでは、リスクの大きさを3段階で示しました。リスクが小さい判定が出ると笑顔の一方、医師は「唾液の量や砂糖の摂取量でリスクは上下しますよ」と注意を促していました。清涼飲料水などに含まれる糖分を示す展示では、500mlスポーツ飲料に、成人が摂る砂糖量の一日の目安である25g前後が含まれていることや、目安の倍以上含まれている清涼飲料水もあることなどが示され、驚きの声が上がりました。
パンをかむ回数の測定では、食べるときのお口の機能と年齢やむし歯の数、歯並びなどとの関連を調べることで、口の中の問題の早い発見につなげるのが狙いです。子どもたちが一口大のパンを食べ、あごの動きを感知するセンサーで計測し、飲み込むまでの時間も確かめました。大切な歯を守るために何をしたらよいか、みんなで考えていただく一日になりました。





