広島大学病院は6月17日、一般財団法人「日本医療教育財団」から、外国人の方が安心・安全な医療サービスを受けられる施設として、「外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP:Japan Medical Services Accreditation for International Patients)」に認められ、2022年の認証を更新しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で一時期激減した訪日外国人旅行者は、2024年には約3687万人と過去最高を記録しました。日本の先進的な医療を求めて来日するケースもあり、対応が求められています。
JMIPは、書類審査と訪問調査があり、今年3月の訪問調査では外国人患者への対応状況などを調査員が直接聞き取りしました。多言語による診療案内や異文化・宗教に配慮した対応など受入れ体制も審査されました。認証により、医療を必要とするすべての外国人に安心、安全に医療を提供できる体制であることが証明されました。
本院は2024年1月に一般社団法人「Medical Excellence JAPAN(MEJ)」が、渡航受診者受入れに意欲のある病院を推奨する制度「ジャパン インターナショナル ホスピタルズ(JIH)」の推奨も2021年に続き更新されています。
広島大学は全学でSDGs達成に向けた取り組みを推進しています。大学病院は国内有数の高度な医療技術を持ち、広島県内唯一の医療教育機関としてSDGs達成に向けて社会貢献活動を展開しています。JMIPの認証、JIHの推奨もこの一環で、SDGs17の目標の一つ「すべての人に健康と福祉を」の活動です。



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