家族でクラフト作り、楽しいね―。広島大学病院に入院している子どもたちと、普段は一緒に遊べないきょうだいがふれあう「きょうだいイベント」が8月20日、小児病棟でありました。新型コロナウイルス禍以降では初めての開催です。家族写真を飾るフォトフレームや、おそろいのTシャツを制作して絆を深めました。
感染症予防のため、普段はきょうだいでも病棟には入れません。この日は、事前に体温を測り、医師の問診を受けたら、特別に入れるようにしました。藍染めの教室やクラフト作りのワークショップを開いている三原市の池上智樹さん、幸代さん夫妻と仲間の、合わせて7人が手ほどきをしてくれました。フォトフレームは木枠に毛糸やシール、松ぼっくりなどで飾り付けて仕上げ、Tシャツは、カメやクジラなどのデザインを選びシルクスクリーンで染めました。
家族みんなで写真を撮影し、フォトフレームは自宅と病室に飾ります。治療のため1年近く入院する子どももいます。きょうだいたちからは「一緒に作れて楽しかった」「早く病気を治して、家に帰ってきてほしい」などの声が聞かれました。

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