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研修医控室をリニューアル 研鑽・交流・休息が一体となる新たな学びの拠点へ

 広島大学病院では、2026年4月より研修医控室を全面リニューアルしました。これまで1年目と2年目で分かれていた控室を一つに統合し、フリーアドレス制の机を配置することで、より自由で活発な学びと交流が生まれる環境へと生まれ変わりました。

 新しい控室は臨床管理棟内に設けられ、2人掛けの机が14台並ぶ広々とした空間となっています。壁際には大容量の個人用レターボックスを56台設置し、カフェテーブルや流し台、電子レンジ、湯沸かしポット、冷蔵庫などを備えたカフェスペースも整えました。隣室には男女別のロッカーを設置し、着替えや私物の管理にも配慮しています。無線LANを完備し、プレゼンテーションの練習や症例検討、勉強会などに活用できるスクリーンや電子カルテ端末も整備しました。さらに、超音波診断装置(エコー)や縫合キットを配置し、日常的に手技のトレーニングが行える環境も整えています。入室には職員証を用い、電子カルテへのアクセスには二要素認証を採用するなど、セキュリティにも十分配慮しています。

 また、この控室には、高度医療人材養成拠点形成事業により設置された医系トランスレーショナル教育研究支援センター(TraERC)が併設されています。医学部生から研修医へとつながるシームレスな教育とキャリア支援を提供し、学びの連続性を高める拠点として機能します。

 医学部卒業後、臨床医を目指す医師免許取得者には、2年間の臨床研修が義務付けられており、広島大学病院では約50名の研修医が在籍しています。こうした研修医が安心して学び、働き続けられるよう、シャワーや洗面設備を備えた個室の当直室や、管理人が常駐する1Kタイプの宿舎「レジデントハウス」(68室)など、生活面の支援体制も充実させています。

 今回のリニューアルにより整備された控室が、単なる休憩の場にとどまらず、日々の臨床経験や疑問を持ち寄り、互いに学び合いながら医師としての研鑽を深める場として活用されることが期待されます。ここから新たな学びと連携が生まれ、次世代の医療を担う人材の成長につながることを願っています。

手前はカフェテーブル、後方にフリーアドレスのデスク

鍵がかかる個人別のレターボックス

後方にカフェキャビネットと流し台、手前にカフェテーブル

後方のスクリーンは症例研究や勉強会に使えます


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