2024年度看護師特定行為研修 13人に修了証

 広島大学病院の2024年度「看護師特定行為研修」が終わり3月24日、院内をはじめ広島県内全域の総合病院などから受講した13人に修了証が授与されました。2019年度にスタートしたこの研修での修了者は合わせて延べ55人となりました。

 特定行為研修は、医師の指示がなければできなかった医療行為の一部が、医師が作った手順書に従えば自身の判断で実施できる看護師を養成するものです。広島大学病院は2019年度に県内で初の研修機関となり、21区分38行為のうち、呼吸器の調整や創傷管理、血糖コントロールの薬剤投与など10区分20行為を開講し、1年間にわたり研修しています。

 修了者は、高度な医療現場から在宅診療、介護現場など、患者の状態に合わせた迅速なケア・処置が求められる分野で活躍の場が広がっています。修了式で研修管理委員会の伊藤公訓委員長(総合内科・総合診療科教授)が「仕事をしながら、よく頑張っていただきました。皆さんの力をいかんなく発揮し、よりよい医療を届けてください」と激励しました。


up