診療科のご案内

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

診療内容

耳鼻咽喉科・頭頸部外科では「アレルギー(アトピー体質)」という病態を横軸として生じる、上気道アレルギーが惹起する種々の症状に応じて、下記の特殊外来を曜日ごとに設けています。いずれも完全予約制で、患者さんを待たせることなく、その方にとって最も問題となっている症状に対応する形で、最新の医療の提供を目標としています。
詳細は診療科のホームページを参照してください。
https://jibika.hiroshima-u.ac.jp/department/tokusyu.html

主な対象疾患と診療日

  • 鼻副鼻腔・アレルギー外来(嗅覚外来):火曜日午後
    主に嗅覚障害の治療を行っています。嗅覚障害は原因診断が非常に重要で、それによって治療方針が異なってきます。詳細な問診、鼻内視鏡検査、採血検査、画像検査を実施し原因診断を行います。また、嗅覚機能検査で嗅覚障害の状態を判断しながら治療の継続を検討しています。
  • 睡眠時無呼吸外来:水曜日午後
    成人及び小児の無呼吸の原因究明と治療を行います。保存的な治療方法としてCPAP、スリープスプリントの使用、薬物療法だけでなく、手術適応がある場合は厳密な適応基準のもとで行っています。
  • 鼻副鼻腔・アレルギー外来:木曜日午後
    薬物療法、免疫療法、下鼻甲介粘膜焼灼術などを行っています。近年問題となっている好酸球性副鼻腔炎や好酸球性中耳炎においても、新たな治療方法の考案あるいは導入を行っています。

皮膚科

診療内容

アトピー性皮膚炎は外用治療を基本とし、重症例では教育入院や生物学的製剤などの新規治療を併用し治療を行っています。また、当科はアジアで初めての蕁麻疹国際診療センター(GA2LEN UCARE)に認証されており、蕁麻疹診療についての設備が整い、重症度に合わせて様々な治療を行っております。アレルギー検査は、特異的IgE抗体検査、プリックテスト、皮内テスト、パッチテスト、光線過敏性テスト、ヒスタミン遊離試験、内服/食物負荷試験などを行うことが可能です。

主な対象疾患

アトピー性皮膚炎、じんましん、血管性浮腫、薬疹、食物アレルギー、接触皮膚炎など

診療日

皮膚科一般外来(初診)を受診していただいた後、担当医が必要と判断した患者さんはアレルギー外来(再診)を受診していただくようになります。

呼吸器内科

診療内容

呼吸器疾患全般の診療を行っています。アレルギーが関与する呼吸器疾患には気管支ぜん息、アレルギー性気管支肺真菌症、過敏性肺炎などがあります。気管支ぜん息については呼吸機能検査、呼気一酸化窒素検査、ピークフロー測定、気道過敏性検査などの精密検査が可能であり、治療については吸入薬を中心とした基本治療や重症例に対する生物学的製剤の注射など患者さんに合わせた治療を行っています。

主な対象疾患

気管支ぜん息、アレルギー性気管支肺真菌症、過敏性肺炎など

診療日

月曜日から金曜日まで気管支ぜん息を含む呼吸器疾患全般の外来診療を行っています。

小児科

診療内容

小児のアレルギー疾患全般が対象で、皮膚科医と共に合同診療を行っています。耳鼻科・呼吸器科・眼科・リハビリテーション科・栄養管理部などとも連携を取りアレルギー疾患の包括的診療を目指しています。肺機能検査、運動誘発検査、外来および入院での食物経口負荷試験、皮内テストなどの検査ができ、患者の重症度に合わせて、栄養指導、スキンケア指導、生物学的製剤を用いた治療なども行うことができます。

主な対象疾患

食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、食物依存性運動誘発アナフィラキシー、蕁麻疹など

診療日

専門外来:火曜日
当外来へのご紹介は、地域連携を通してご予約をお願いいたします。
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎

眼科

診療内容

アレルギー性結膜炎、アレルギー性眼瞼炎などアレルギーに関わる眼科症状を診察しています。アトピー性皮膚炎、ぜん息、鼻炎などのアレルギー疾患に付随する眼症状に対して、他科と連携をとりながら対応が可能です。花粉症など、眼症状に対しては、予防的に抗アレルギー点眼薬の処方が可能です。

主な対象疾患

アレルギー性結膜炎、アレルギー性眼瞼炎、アトピー性眼瞼炎など

診療日

眼科ではアレルギー関連専門外来はありませんが、アレルギー疾患(アレルギー性結膜炎、眼瞼炎)に対しては
月曜日・木曜日:角膜外来
水曜日:ぶどう膜炎外来
で対応しています。それ以外の曜日は再診外来で担当医が担当しております。


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