国際リンパ浮腫治療センターを開設しました

 広島大学病院では、平成29年4月から新たに「国際リンパ浮腫治療センター」を開設し、4月21日記者説明会を開催しました。

 リンパ浮腫とは、がん治療によってリンパ節やリンパ管が傷つき、リンパの流れが滞ることで起こるむくみのことです。これまで「リンパ浮腫は治らない」とか「保存療法でも浮腫が増大した例にのみ外科療法を行う」という考え方が一般的でしたが、近年では、圧迫療法を併用する外科治療としてのリンパ管静脈吻合術や早期のリンパ管静脈吻合術の有用性が数多く報告されています。さらに、血管柄付きリンパ管(節)移植術など新たな術式の報告もあり、リンパ浮腫は「治る」病態へと変化しつつあります。

 記者説明会で、光嶋(こうしま)勲センター長は「今後、国内外のリンパ浮腫に悩む患者さんの治療にとどまらず、治療に当たる医師への教育・育成に取り組みます。さらに、新たな治療法についても研究を進めていきたい」と話しました。

光嶋センター長(右)と吉田助教

光嶋センター長(右)と吉田助教

記者説明会

記者説明会

手術前と手術後(女性)

手術前と手術後(女性)

手術前と手術後(女性)

手術前と手術後(女性)

手術の様子

手術の様子

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電話:082-257-5418
メールアドレス:byo-toku-chousa(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
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