広島大学では、福島県立医科大学から双葉地域の避難指示解除を見据え、帰還住民が安心して住み働ける環境を整備するための医療体制構築を目的として、同大学病院内に設置された「ふたば救急総合医療支援センター」への協力依頼に対し、広島大学病院内に「福島医療支援センター」を設置、2016年10月からは本院医師が出向して医療支援を通じて福島復興に協力しています。
本年1月から3か月間の出向を終えた内分泌・糖尿病内科の一町澄宜助教が4月23日、木内良明病院長に米田真康診療科長同席のもと、出向報告を行いました。
木内病院長からはねぎらいの言葉が述べられ、一町助教は福島での復興支援の状況を振り返りました。
一町助教は、未治療者重症化予防対策の個別指導や双葉町糖尿病教室での講師を務めたほか、福島県立医科大学 糖尿病・内分泌代謝内科(島袋充生教授)の勉強会で研究発表を行うなど、診療科同士の交流も図りました。
左から、米田診療科長、一町助教、木内病院長
講演する一町助教