世界初!磁力で自己骨髄幹細胞をひざ軟骨の欠損部に誘導



 広島大学病院整形外科の越智光夫教授のグループは2月6日、培養した自己骨髄幹細胞を関節に注入し、磁力で軟骨の欠損部に誘導する手術を世界で初めて実施しました。本手術は、「自己骨髄間葉系細胞の磁気ターゲティングによる関節軟骨欠損修復」の臨床研究で、第1症例目となります。

 この治療法は磁性化した患者さん自身の骨髄間葉系幹細胞を関節に注入し、体外から磁石の力で欠損部に集積させて軟骨を修復させる再生医療技術です。体への負担が少なく、関節鏡手術でできる特徴があります。広島大学病院での臨床研究は世界に先駆けて昨年11月、厚生労働省から許可されました。



越智教授の軟骨再生技術の研究は、学内外から注目を集めている最先端研究の1つです。



【お問い合わせ先】

広島大学病院 特命広報・調査担当役 山内

電話:082-257-5418


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