福島の復興支援に従事した山本医師が出向報告(2021.11.18)

 広島大学では、福島県立医科大学が帰還住民への医療体制提供を目的に同大学病院が設置した「ふたば救急総合医療支援センター」へ医師派遣を続けています。広島大学病院内に「福島医療支援センター」を設置し、医療支援を通じて福島復興に協力しています。2018年4月からは双葉地区に設置された福島県ふたば医療センター附属病院(福島県富岡町)での診療も支援しています。

 2021年7月から3カ月間の出向を終えた内分泌・糖尿病内科の山本祐太郎医師が11月18日、米田真康診療科長の同席のもと、木内良明病院長へ報告を行いました。木内病院長からはねぎらいの言葉が述べられ、山本医師は福島での医療支援の状況を振り返りました。

 新型コロナウイルス感染症がまん延する中での診療支援、「コロナ病棟もあったので、気を使った診療になった。あまり外に出られず地元の方との交流は限られていたが、県立医大の先生たちに温かく接してもらった。帰還住民も少しずつ増えているようで、高齢者に対する医療がより求められている」とみていました。

ふくしま復興ステーション(復興情報ポータルサイト)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/

左から木内病院長、山本医師、米田診療科長

左から木内病院長、山本医師、米田診療科長


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