福島の復興支援に従事した奥本医師が出向報告(2022.7.25)

 広島大学では、福島県立医科大学が帰還住民への医療体制提供を目的に同大学病院が設置した「ふたば救急総合医療支援センター」へ医師派遣を続けています。広島大学病院内に「福島医療支援センター」を設置し、医療支援を通じて福島復興に協力しています。2018年4月からは双葉地区に設置された福島県ふたば医療センター附属病院(福島県富岡町)での診療も支援しています。

 2022年4月~6月の福島出向を終えた呼吸器内科の奥本穣医師が7月25日、服部登教授、藤高一慶医局長とともに、工藤美樹病院長へ報告を行いました。工藤病院長からはねぎらいの言葉が述べられ、奥本医師は福島での医療支援の状況などを報告しました。

 新型コロナウイルス感染症は比較的落ち着いた時期でしたが、それでも発熱外来には数人の患者が訪れていたといいます。「近隣の医療機関が少ない中、ふたば医療センター附属病院の24時間365日対応の救急医療の重要性を実感した」とし、忙しい中でも充実した3カ月を過ごしたと振り返っていました。

ふくしま復興ステーション(復興情報ポータルサイト)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/

左から工藤病院長、奥本医師、服部教授、藤高医局長

左から工藤病院長、奥本医師、服部教授、藤高医局長


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