福島での医療支援に従事した岡田医師が出向報告(2023.2.21)

 広島大学では、福島県立医科大学が帰還住民への医療体制提供を目的に設置した「ふたば救急総合医療支援センター」へ医師派遣を続けています。広島大学病院内に「福島医療支援センター」を設置し、医療支援を通じて福島復興に協力しています。2018年4月からは双葉地区に設置された福島県ふたば医療センター附属病院(福島県富岡町)での診療も支援しています。

 2022年10月~12月の福島出向を終えた内分泌・糖尿病内科の岡田晃医師が2023年2月21日、工藤美樹病院長へ報告を行いました。工藤病院長からはねぎらいの言葉が述べられ、岡田医師は福島での医療支援の状況などを報告しました。

 岡田医師は「帰還者も少しずつ増え、スーパーもにぎわってきている」と地元の方から聞いたと言います。医療面では、「救急で来られる患者さんは高齢者が多く、その後の転院や自宅療養へつなぐ調整なども必要になる。素早く診断して適切な治療につなげることが重要。勉強になった」と話しています。

ふくしま復興ステーション(復興情報ポータルサイト)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/

左から工藤病院長、岡田医師

左から工藤病院長、岡田医師


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