福島県の医療支援のため2025年4月から3か月間の出向を終えた広島大学病院内分泌・糖尿病内科の児玉尭也助教が7月17日、大野晴也診療科長とともに安達伸生病院長に報告に訪れました。児玉助教は2020年4~6月以来2度目で、「地域に戻ってきた若い人や子どもも見られるようになった。商業施設などは増えたが、人口は少ないままで、復興はまだまだです」と振り返りました。安達病院長は福島のフルーツのおいしさにも触れ、「経験を今後に生かしてください」とねぎらいました。
広島大学は2016年、大学病院に「福島医療支援センター」を設置。同年10月から福島県立医科大学が帰還住民たちへの医療提供のために開設した「ふたば救急総合医療支援センター」へ医師派遣を続けています。2018年4月からは2次救急医療の拠点として開院した福島県富岡町双葉地区の県ふたば医療センター附属病院での診療を支援し、福島復興に協力しています。
ふくしま復興ステーション(復興情報ポータルサイト)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/

安達病院長(手前)に報告する児玉助教

児玉助教(中央)をねぎらう安達病院長(右)と大野診療科長