受診手続きについて

1.受診方法

  • 完全予約制(患者さんからの直接予約は受け付けておりません)
  • 診察日
    月曜日~金曜日
  • 担当医
    遺伝子診療科:檜井孝夫檜山英三岡田賢
    各診療科:がんゲノム医療担当責任医、担当医(こちらで担当を決めさせていただきます)
  • 手続きについて:以下、検査の流れに合わせて参照ください 

2.検査の流れ

2-1 受診手続きから検査開始までのながれ

a.当院受診中の患者さんの場合

当院受診中の患者さんへのご案内
  • 当院受診中の方は、主治医に相談し、遺伝子診療科(がんゲノム医療外来)の受診予約を取ってください。
  • 受診日に、検査の説明・同意書への署名、遺伝性腫瘍(二次的所見)についての説明を受けます。合計で1時間半~2時間程度かかることがあります。
  • 受診日から1~2週間以内に病理検体が提出され、検査が開始となります。
(医師用)院内の主治医の先生方へのお願い

a-1)がんゲノム医療外来受診予約について

  • 必ず「がんゲノム医療担当責任医」と相談して保険適用の有無を判断の上で、電子カルテ上で「がんゲノム医療外来予約申込書(保険・自費)」(電子カルテ:ナビゲーションマップ/文書作成/共通/科別/遺伝子診療科/がんゲノム医療外来予約申込書(保険・自費))をプレビューで記入し印刷後、遺伝子診療科に提出してください。
  • 患者さんにがんゲノム医療外来受診時に必要な書類「③がんゲノム医療外来受診セット」をダウンロード後、印刷してお渡ししてください。

a-2)がんゲノム医療外来受診日の流れ

  • 院内の患者さんの場合、説明・同意書などの必要な書類は、電子カルテよりダウンロード・印刷して準備をしてください。
    もし、準備の時間がない場合やわからない場合には、患者さんに最初に遺伝子診療科に来ていただくと説明・同意書などの必要な書類の入った緑色のファイルをお渡しします。
  • 検査の同意が得られた後、遺伝子診療科で二次的所見の説明を行います(遺伝カウンセリング、所要時間は約30分)。検査の種類によっては遺伝子診療科で採血をします。

a-3)検査開始後に必要な手続き

  • 検体(パラフィン包埋ブロック:FFPE)が院外にある場合、ご自身でFFPEの貸し出しを先方に依頼して取り寄せるか、「⑥検体送付についてのお願い」を参考にして遺伝子診療科に送付をご依頼ください。(薄切作成後、返却は遺伝子診療科から行います)
  • 検査の開始には、カルテに以下の2点の入力が必須です。 
  1. 電子カルテに「がん遺伝子パネル検査保険適用チェックリスト」の記載をお願いします。(ナビゲーションマップ/カルテ記載/テンプレート/共通/遺伝子診療科)
  2. 電子カルテ上で、C-CAT登録用エクセルファイルの1章の記入(約10分)を翌日までにおねがいします。(ナビゲーションマップ/カルテ記載/コンテンツ/EXCELチャート/新規作成/遺伝子診療科/がん遺伝子パネル検査C-CAT入力用)

以上で、病理検体の提出までの手続きは完了です。以後は、遺伝子診療科からメールで連絡がありますので、ご対応をよろしくお願いいたします。

b.当院以外の病院に受診中の患者さんの場合

当院以外の病院に受診中の患者さんへのご案内
  • 現在、がんの治療を受けている(または通院している)主治医の先生に相談し、広島大学病院遺伝子診療科(がんゲノム医療外来)へ予約申込をお願いしてください。申込後、2~3日以内に主治医の先生からがんゲノム医療外来の受診日について連絡がきます。
  • 保険適用での検査が可能かはっきりしない場合には、セカンドオピニオン外来を受診していただく場合があります。(自費での検査を希望される場合には、セカンドオピニオン外来は不要です)
  • 受診日に、検査の説明・同意書への署名、遺伝性腫瘍(二次的所見)についての説明を受けます。合計で1時間半~2時間程度かかることがあります。
  • 受診日から1~2週間以内に病理検体が提出され、検査が開始となります。
(医師用)当院以外の病院の主治医の先生方へのお願い

以下の手順で申し込み、準備をお願いします。

<保険適用かどうかの確認>
b-1)①がんゲノム医療保険適用チェックリスト」で保険適用での検査が可能かどうかをご確認ください。「保険適用」での条件を満たす場合、以下b-2)~b-4)の手順で予約申込をお願いします。「セカンドオピニオン」の場合、または「保険適用」の判定ができない場合、保険適用が無いが自費診療での検査を希望される場合には、以下の連絡先に問い合わせください。

【連絡先】
 広島大学病院遺伝子診療科 がんゲノム医療外来
 TEL:082-257-5965
 FAX:082-257-1762
 e-mail: hucgc2019@hiroshima-u.ac.jp

<がんゲノム医療外来の受診手続き>
b-2)②がんゲノム医療外来 紹介・予約申込書(院外用)」と紹介状を当院遺伝子診療科へFAX 082-257-1762してください。(受診予約日時について原則3営業日以内にFAXで受診日を返信いたします。)

b-3)受診予約がとれましたら、「③がんゲノム医療外来受診セット」(③-1:受診日の流れと費用についてのご案内、③-2 :問診票、 ③-3:ご家族の病歴記入用紙)をダウンロード後、印刷して患者さんにお渡しください。③-2と③-3を受診日までに記入していただき、受診日に持参していただくようにお伝えください。

b-4)受診日までに患者さんに関するデータ(血液検査、画像診断など)の郵送を「④患者さんの診療情報に関するデータ送付のお願い」を参考にお願いいたします。当日持参ですとデータ取り込みに時間を要するため、診察時間の短縮にご協力ください。

<がん遺伝子パネル検査開始後の各種手続きのお願い>
がんゲノム医療外来での診察の結果、保険適用での「がん遺伝子パネル検査」が可能と判断された場合、主治医の先生と連携させていただきながら、当院遺伝子診療科および各診療科の「がんゲノム医療担当医」が、患者さんの診療および検査を進めてまいります。
以下の手順でご対応をお願いします。

b-5)至急ご対応していただくこと

  1. 組織検体を貴院で保管されている場合、当院への発送をお願いします。
    ⑥検体送付について」をご確認の上、検体の発送をお願いします。  
  2. 検査開始のオーダー登録に必要な「臨床情報のご提供*」をお願いいたします。
    (臨床情報が無いと検査のオーダー登録ができません)
    *臨床情報のご提供は、データ入力シート(ファイル名「⑦C-CATデータ入力シート」Excelファイル形式)をメールにてお送りします。「⑦C-CATデータ入力方法」を参考にして、第1章、2章を記入し返信メールに添付してお送りください。
    所要時間は30~40分程度です。

b-6)検査開始後2週間以内にご対応いただくこと

  1. エキスパートパネルの日程調整※
    ※参加のご希望がありましたらご連絡頂けますようお願いいたします
  2. 「⑧エキパネ用患者情報データ入力シート(PowerPoint)」をメールにてお送りします。「⑧エキパネ用患者情報データ入力方法」を参考にご記入後、返信メールに添付してお送りください。(所要時間は約15分)

2-2 検体の発送(ここまでがんゲノム医療外来受診後1~2週間を要します)

 採取した病理検体(手術、検査を行った病院で保存されている検体)を病理部門で薄切して提出用スライドを作製します。血液が必要な検査の場合は採血を行い、病理検体と一緒に検査会社に提出します。保険適用の検査の場合、検体提出時に料金(1回目)が発生しますが、入院中ですと検査提出ができません。検体提出日に、お電話で確認のご連絡をさせていただきます。
 検体提出後、1~3週目に検体の不良で解析不能という連絡が検査会社から来ることがあります。その場合、手術や生検などで病理検体を再度、採取する場合があります。また採取が困難な場合には検査が中止になることがあります。

2-3 エキスパートパネル(専門家会議)による検討

検体提出後、3~4週間で解析結果(C-CATレポート)が広島大学病院に戻ってきます。がん薬物療法、臨床遺伝学、病理学、治験、遺伝カウンセリング、看護などの専門家が集まるエキスパートパネルで、主治医と一緒に治療方針を検討します。

2-4 結果説明

がん遺伝子パネル検査の結果を患者さんとご家族に説明いたします。治験や臨床研究などの治療に結びつく可能性は10%程度と言われています。また遺伝性腫瘍であることが疑われたり、判明することが3%程度あります。
保険適用の検査の場合、結果説明時に料金(2回目)が発生します。入院中の場合、退院後に外来で説明となります。自宅療養中の場合は、家族が代理で説明を受けることができます。

3.検査の流れ

  1. 遺伝性腫瘍が疑われる場合、確定診断のための検査や血縁者の調査については、遺伝子診療科での遺伝カウンセリングを受けていただくことがあります。遺伝カウンセリング料(14,200円)が別途かかります
  2. 検査後の治療に関しては、原則、紹介元の先生とご相談いただきます。
  3. 治験情報については、治験の実施施設に直接問い合わせて情報を確認する必要があります。原則、結果説明後、治験情報の更新は行いません。主治医の先生とご相談いただきます。

4.費用について

ダウンロードファイル


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