蕁麻疹患者さんを紹介いただく際のお願い

このたびは患者さんのご紹介を賜り、誠にありがとうございます。蕁麻疹患者さんのご紹介に際して先生方にご協力いただきたいことがございます。当科受診日までの間、添付の蕁麻疹活動性スコア(UAS)を患者さんにお渡しいただき、患者さんご自身で蕁麻疹の症状について毎日記録し、当科初診時に持参するようお願いしていただけませんでしょうか。初診前2週間の記録にご協力をいただきたく存じます。

近年、蕁麻疹の病勢評価ツールとしてUrticaria activity score(UAS)が日常診療と臨床治験で使用され、当院でもUASを指標に病勢評価を行いながら診療を進めています。しかし、初診時は当院受診前の記録がないため患者さんの記憶に頼って病勢を判定するため、客観的指標を欠いた評価とならざるを得ません。受診前のUASを前もって記録できれば、受診時の蕁麻疹症状を正確に把握することができ、より適切な治療方針の立案が行えることが期待されます。

UASは蕁麻疹の病勢評価スケールの一つです。毎日の瘙痒の程度と膨疹の数をそれぞれ0~3点で点数化し、ふたつの合計(0~6点)がその日のスコアとなります。連続7日間のスコアを記載していただき、その合計スコア(0~42点)で重症度を評価します。スコア0~6点、6~16点、16~28点、28~42点が、それぞれ軽快・軽症・中等症・重症の目安になります。

具体的な記載方法の説明、記録するためのUAS用紙は、お手数ですが下のリンクからダウンロードいただき、ご使用いただきますようお願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、高萩、岡本までご連絡いただければ幸いに存じます。今後も患者さんの期待に応えられる病診連携を目指してまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ダウンロードファイル

問い合わせ先

広島大学病院皮膚科
高萩俊輔、森桶聡、田中暁生

TEL:082-257-5478(土日祝日除く)


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