准教授 金ミンジュ (KIM Minju)

研究分野、研究テーマ

民法: 財産法、団体法、共同所有論、日本・韓国・ドイツ民法との比較法的研究

経歴

2015年、崇実大学校(大韓民国、ソウル)大学院法学科博士過程修了(韓国の制度による)。

2018年2月、広島大学大学院社会科学研究科/法学部助教。

同年3月、広島大学大学院社会科学研究科博士(法学)取得。

2021年5月より現職。広島大学大学院人間社会科学研究科/法学部准教授。

学部の教育内容

2020年から施行された新たな民法は、「債権関係」及び「相続関係」を主要な改正対象としています。従来の学説の議論及び判例法理が反映されたところもありますが、法政策的に既存の通説・判例法理とは言えないところもあります。このような多様な改正内容について、改正趣旨を含む条文の分析及び具体的事例における変更点なども合わせて検討していく必要があります。

学部の講義(債権総論)では、私人間の債権関係において発生しうる紛争事例を中心に、基本的なルール及び法的概念、それに対する学説・判例の動向、改正民法の趣旨及び変更された条文の分析、事例への適用などを通じて、債権法全般に対する理解と問題の解決能力を養うことを目標としています。

3・4年生を対象とする演習(ゼミ)では、民法全般の重要な論点を中心に基礎研究及び判例研究を行い、個別的な民事法的論点についての識見を高めることと同時に、法学論文作成の基礎能力をも身に付けるように指導しています。

また、広島大学の法学部学生の国際的活躍を目指して、毎年国際法律模擬裁判への参加者を募集し、指導を行っています。グローバル化という世界的な動きの中で、英語による法学専門知識の活用は、法学を専門にする人においても徐々に重要な能力の一つとして位置づけられていくと思います。各国の法学専門の学生たちとの善意の競争を通して、世界で通用力のあるグローバルな法学専門人材の養成を目標としています。

大学院の教育内容

大学院では、「物件管理法」、「物件管理法演習」という科目を通じて、様々な民事法的主体(個人、団体)による財産の所有、使用・収益、管理、処分など、財産法的法律関係を中心に指導しています。さらに、日本民法の制定及び発展に影響を及ぼしたドイツ法、日本民法とドイツ民法の影響を受けた韓国民法など(東アジア法)との比較法的研究を通じて、各制度の法制史的背景及び変容過程を理解し、現行規律の的確な理解と今後のあり方について研究する人材を養成することを目指して指導しています。


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