准教授 湯川 勇人(YUKAWA Hayato)

研究分野、研究テーマ

日本外交史、日本政治史、日米関係史、外交思想史

経歴

2017年、神戸大学大学院法学研究科(政治学専攻)博士後期課程修了。博士(政治学)

学部の教育内容

「外交史」と「現代外交論」を担当しています。「外交史」では、第一次世界大戦終了後から第二次世界大戦勃発までの、いわゆる戦間期と呼ばれる時代に、日本外交がいかなる道を歩んできたのかについて、日本と諸外国との関係性の変化や、政策決定者たちがいかなる対外認識を持ちながら外交政策決定を行ってきたのかという点に焦点を当ててながら検討していきます。「現代外交論」では、第二次世界大戦後から現在までの日本外交について、主に日米関係に焦点を当てて講義を進めていきます。

大学院の教育内容

大学院の演習では、受講者の関心などに応じて具体的なテーマを決定しますが、日本の外交や安全保障に関する国内外の文献を講読し、報告、ディスカッションという形式で進めていきます。

最近の研究について

これまで、1930年代における中国権益を巡る日米間の角逐の様相や、当該期における日本の外務省の対外構想及び政策について研究してきました。現在はここにイギリスを加えて、中国という場において利害関係の異なる3カ国間でいかなるせめぎあいが行われたのか、その実態についての研究を進めています。さらに、1950年代の日本の外交思想についても関心があり、戦後リベラル派が提唱した中立外交論を中心に研究を進めています。


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