2024年7月9日、広島大学森戸国際高等教育学院3+1プログラムの修了証書授与式を教育学部L205講義室にて開催しました。
この度、第八期生126名が修了予定となります。
式典での祝辞の中で、越智学長は、自国とは異なる文化や修学環境の中で学業に取り組むことの価値について自らの経験を交えながら修了生に語りかけ、広島大学での学びと経験を糧として今後の国際社会での活躍を期待する旨、修了生にエールを送りました。

また、修了生を代表して王　小双(オウ　ショウソウ)さんがスピーチを行い、9か月間の留学生活の振り返りと、大学関係者や指導教員等への感謝の言葉を述べました。王さんは広島大学での学びを通じて、異文化への理解と平和への認識を深めることができたと述べ、「より多くの人と平和を願う気持ちを共有して生きていきたい」と決意を新たにしました。

修了式後には、越智学長と修了生、修了生の指導教員等を交え、懇親会を実施し、各参加者が親睦を深める貴重な機会となりました。

※ このプログラムは、中国をはじめとする海外の大学で3年次または2年次までの課程を修了した学生を特別聴講学生として本学に受け入れ、専門教育や派遣元大学に提出する卒業論文の指導などの教育を行う取組です。プログラム終了後は、外国人研究生を経て本学の大学院へ進学してもらうことも想定し、そのための環境も整備しています。プログラムの名称は、「自由で平和な一つの大学」を建学の精神にかかげた森戸辰男 初代学長に由来しています。